
製品運搬・移動等に使用されたパレット。建設工事における補助材として用いられた建築廃材。
家屋解体の際、排出される家屋解体材、山林伐採材、また造園作業に伴い廃棄された木材など多くの再生可能な木材が運び込まれます。
日本の住宅は木造建築が多く20年ぐらいのサイクルで建替えられています。
特に古い家の解体からは多くの木くずが発生し、従来はその多くが焼却されるか埋め立て処分されてきました。また、工場やトラック、コンテナ、倉庫などでの荷役作業を扱いやすくするためのパレットは大量の木材を使用します。
このように、木くずの発生場所は家屋解体現場や新築現場など建設現場が主です。
平成14年5月、建設リサイクル法(法律名:建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)が施行され、建設資材廃棄物の分別解体と再資源化などが義務化されました。このため、木くずがリサイクルされる率は、大きく高まって来ました。
弊社では、それら家屋解体などの木材廃棄物を現物のままで受け入れ、自社リサイクル工場において木材チップにまで加工し、製紙会社や建設資材工場などへ原料商品として納めています。
製品運搬・移動等に使用されたパレット。建設工事における補助材として用いられた建築廃材。
家屋解体の際、排出される家屋解体材、山林伐採材、また造園作業に伴い廃棄された木材など多くの再生可能な木材が運び込まれます。
選別された木質廃材は弊社の工場で上から重量を加えたり、切断機で裂いて細かいチップ状にしていきます。
来上がったチップが当社の製品「木材チップ」となり、リサイクルの為の素材となります。
生産された木材チップは、パルプ工場へと搬出します。
パルプ工場に送られた木材チップは、製紙工程を経て「紙」へ加工されます。
産業廃棄物となるはずだった廃材がこのような工程を経て利用可能な資源として生まれ変わるのです。
木くずの多くは木材チップに加工するマテリアルリサイクルとよばれるリサイクルを行います。
しかし、中にはマテリアルリサイクルの原料に適さない木くずがあります。それらの木くずは併設した産業廃棄物焼却炉で燃焼します。そこで得られる熱により発生する蒸気を熱源及び電力として再利用します。このリサイクル方法をサーマルリサイクルと呼びます。マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルでムダのない廃棄物の利用が可能となります。